今日のVim

気がつけば1ヶ月も間が開いてしまいました……。時間の流れが速く感じるようになったら歳だ、と言われたyukiinu2ndです。
まずは今日のVimですが、今回は操作を記録・再現するマクロの使い方について紹介します。

マクロ

操作を記録する
q<任意小文字アルファベット1文字> の後に操作を行い、さらに q

標準モード中にこの操作を行うと、ステータス行に「-記録中-」といった表示が出るはずです。
ここから、記録したい操作を行い、操作が終わったところで「q」を押すことで記録は完了します。
ちなみに、任意な小文字アルファベット1文字で記録先を決めるのですが、大文字にすると後述の通り追記に変わるので注意です。

操作を追記する
q<任意大文字アルファベット1文字> の後に操作を行い、さらに q

先程の通常の操作記録とは異なり、大文字の場合は指定した記録先へ追記を行います。

操作を再現する
<数字>@<マクロ記録先小文字アルファベット>

記録した操作を実行するには「@」を使います。
繰り返しのために「@」の前に数字で回数を指定することもできます。


マクロはあってもなくても困らない機能ではありますが、使いこなせばかなり便利になる機能の一つです。
是非、活用してみて下さい。


ちなみに、マクロの説明中に出てきた「記録先」のことをレジスタといいます。
このレジスタは実際には文字列を記録する場所でマクロ以外にも使い方があり、アルファベット以外の特殊なレジスタもあるのですが、次回以降に紹介したいと思います。